うたと からだと わたし

キャリアチェンジして7年目。還暦越えました!▪ 保育補助員の日記です。

3月 中旬 の “ 花鳥風月 ”

ご機嫌いかがですか

メイもんです

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卒業の日

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昼の月。。

卒業式の袴には 思い出があります…

今から33年前の 3月の下旬のことでした

 

学生最後の日である、

卒業式の前日

季節外れの雪が降ったのです

 

新卒として就職予定の百貨店の呉服売場で

袴のレンタルを申し込んであり

電車で40分以上かかるそこへ

借りに行く車中に おりました

 

途中の駅で停車中に

ガタンと 大きな揺れがありました

 

視界が悪くなるほどの雪で

何かの ミスが あったのでしょう・・

同じ線路で 電車同士が ぶつかったのです

 

車両の隅の席に座っていたわたしは

突然の揺れで 壁に頭をぶつけ

鈍い痛みを覚えました

 

でも 大丈夫、と判断し

駅の公衆電話から 実家に電話し

状況を説明したのだったと 思います

( ケータイのない時代です )

 

寒さをこらえつつ

振替輸送で バスと電車を乗り継ぎ

無事 袴を 借りました

 

卒業式 当日は 晴れましたが

足元の悪さを考慮して スーツで出席

 

翌朝  母が着付けをしてくれて

実家の和室で

袴姿の写真だけは 記念に撮ったのでした

 

……………………… 

 

写真撮影後  

袴を返しに行くと

「 お召しになりましたか 」と尋ねられました

 

「 卒業式には 着て行かなかったのですが

   今朝  家で写真を撮るために 着用しました」と

ありのままを話すと

 

呉服屋さんの雰囲気そのままの、

物腰のやわらかな男性店員いわく

「 お代は 結構です 」。。

 

……………………………

 

わたしが その百貨店に入社予定だということ

 

袴を 選ぶときに

合わせる着物とのコーディネートや

見栄えや 着心地のことなど

よく 相談した上で 決めたこと

 

雪の中、乗っていた電車が事故にあって

遠回りの振替輸送で 向かったことは

来店が遅いのを心配した店から

実家に電話が入って 母が説明していたこと

 

おそらく

それらのコミュニケーションがあって

「 お代は結構です 」と

言ってくださったのでしょう

 

23歳という年齢なのに

長く学生という身分に守られて

社会経験の乏しかったわたしにとって

それは 驚きと 感動をおぼえた出来事でした

 

これから社会に出て行く、

ひたむきで 一生懸命な若者に対する

優しさや 応援の気持ちを 表してくださったのかな。。

後からいろいろ 思いました…

 

……………………………

 

新社会人だったころを  振り返ると

たいした苦労もなく育ったゆえ

世間知らずで  実年齢と精神年齢が

アンバランスなことを 痛感しながら

なんとか早く成長しようと

もがいていた自分の姿が 見えてきます

 

恥ずかしいといいますか、

なんとも言えない苦い思いを 抱くのですが

それは  そのときの精一杯の わたし だったのでしょう…

 

 ……………………………

 

あれから 33年。。

立派な 大人( 中高年 )に なれたような…

未だに 子どもっぽさは 抜けていないような…

 

あ、そうでした!

今が どんな感じの年代かというと

還暦に向かって “ 若返っている ” 最中なのでした…(╹◡╹)

 

Have a nice day !

どうぞ すてきな一日を