うたと からだと わたし

キャリアチェンジして7年目。還暦越えました!▪ 保育補助員の日記です。

最後の 声楽レッスン

ご機嫌いかがですか

メイもんです

 

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雨上がり・・

おととい、

趣味で続けてきた声楽の

先生へ 送ったメール。。

 

『 H先生

    お世話になっております。

    恐れいりますが、明日4時からのレッスンを

    わたしの最後の歌のお稽古とさせてくださいませ…。

    隣に住む両親の、見守りや付き添いが増えつつあるためです。

    5月の発表会に参加したいとお話してましたのに、

    申し訳ございません。

    今まで15年の長きにわたり、歌のことはもとより、

    人生の大切なことを教えて頂き、

    誠にありがとうございました。

    声楽と音楽の素晴らしさにたくさん触れ、

    心豊かな生活を送ることができましたのも

    先生のお導きがあったからです。

    本当にありがとうございます。

    感謝の気持ちで一杯です。

    明日は “ 今のうた声 ” をご指導頂きたく存じます。

 

   夜分お疲れのところに

   このような内容をメールで

   お伝えしてしまいました失礼を どうかお許しくださいませ。

   本当にすみません  』

 

 先生は すぐに返信をくださった

 

『 いえ、大丈夫です。

   ご両親のこと。。

   保育のお仕事、歌を生かして頑張って下さい。 』

 

そして昨日、

最後の 声楽レッスン

オペラ「 セヴィリアの理髪師 」より

ソプラノのアリア  “ 今のうた声 ” 

 

音域が広く 技巧的に難しいこの曲に

一年半以上 取り組んできた

 

明るく楽しい若い娘のうた、

日常とかけ離れた別世界を

表現できる喜びがある

 

低音と高音の出し方を

なかなか つかめず 苦労した

 

でも 時間をかけて

何とか カタチになってきた

こんなに歌えるようになるとは

思っていなかった

 

先生のご指導のすごさを

いつも感じている

 

前職を早期退職したあと

“ 手に職 ” と考えて

整体のスクールに通い始めたけれど

途中から 氣づいていた…

 

《 からだのしくみを学び

   正しい発声で

   ちゃんと歌えるようになりたい 》

 

 ということが本心だったと。。   

 

 先生も 変化するわたしに対して

“ 言うことを わかってくれて

  やってほしいことが  できるようになった ” 

 と認めてくださっていた

 

最後のレッスンで 頂いた言葉…

 

「  もったいない。。

      引き止めるわけじゃないけれど…  」

 

「 また 歌いたくなったら連絡して 」

 

先生、本当にありがとうございます

 

わたしに 声楽のレッスンを再開できる日が

どうか訪れますように。。

 

Have a nice day !

どうぞ すてきな一日を

《  追伸 ;  

    子どものときから うたが大好きだった

    のびのびと表現することに憧れていた

 

     声楽のレッスンを始めてからは

     それが わたしの大切なアイデンティティになった

 

     そんな自分との別離が寂しくて

     “ 二日二晩  ” 泣きました

 

      習い始めのころは

      “ 適当に楽しく歌えていればいい ”

      という甘い考えだったわたしに対して

      

       “ 歌うなら ノドを壊さない本物の声で

          からだの芯から 全身で歌う こと ”

     

       本質へと 教え導いてくださった先生・・

       

       その情熱に 惹きつけられる 歌の仲間が

        たくさんいた。。

 

       この“ 歌の場 ”から離れた寂しさを

        今や 家族の一員となってくれた電子ピアノが

        救ってくれている…

        音楽無しには生きていけないのだなぁ、きっと

        わたしという人は。。。》