ご機嫌いかがですか
メイもんです
おととい、
趣味で続けてきた声楽の
先生へ 送ったメール。。
『 H先生
お世話になっております。
恐れいりますが、明日4時からのレッスンを
わたしの最後の歌のお稽古とさせてくださいませ…。
隣に住む両親の、見守りや付き添いが増えつつあるためです。
5月の発表会に参加したいとお話してましたのに、
申し訳ございません。
今まで15年の長きにわたり、歌のことはもとより、
人生の大切なことを教えて頂き、
誠にありがとうございました。
声楽と音楽の素晴らしさにたくさん触れ、
心豊かな生活を送ることができましたのも
先生のお導きがあったからです。
本当にありがとうございます。
感謝の気持ちで一杯です。
明日は “ 今のうた声 ” をご指導頂きたく存じます。
夜分お疲れのところに
このような内容をメールで
お伝えしてしまいました失礼を どうかお許しくださいませ。
本当にすみません 』
先生は すぐに返信をくださった
『 いえ、大丈夫です。
ご両親のこと。。
保育のお仕事、歌を生かして頑張って下さい。 』
そして昨日、
最後の 声楽レッスン
オペラ「 セヴィリアの理髪師 」より
ソプラノのアリア “ 今のうた声 ”
音域が広く 技巧的に難しいこの曲に
一年半以上 取り組んできた
明るく楽しい若い娘のうた、
日常とかけ離れた別世界を
表現できる喜びがある
低音と高音の出し方を
なかなか つかめず 苦労した
でも 時間をかけて
何とか カタチになってきた
こんなに歌えるようになるとは
思っていなかった
先生のご指導のすごさを
いつも感じている
前職を早期退職したあと
“ 手に職 ” と考えて
整体のスクールに通い始めたけれど
途中から 氣づいていた…
《 からだのしくみを学び
正しい発声で
ちゃんと歌えるようになりたい 》
ということが本心だったと。。
先生も 変化するわたしに対して
“ 言うことを わかってくれて
やってほしいことが できるようになった ”
と認めてくださっていた
最後のレッスンで 頂いた言葉…
「 もったいない。。
引き止めるわけじゃないけれど… 」
「 また 歌いたくなったら連絡して 」
先生、本当にありがとうございます
わたしに 声楽のレッスンを再開できる日が
どうか訪れますように。。
Have a nice day !
どうぞ すてきな一日を
《 追伸 ;
子どものときから うたが大好きだった
のびのびと表現することに憧れていた
声楽のレッスンを始めてからは
それが わたしの大切なアイデンティティになった
そんな自分との別離が寂しくて
“ 二日二晩 ” 泣きました
習い始めのころは
“ 適当に楽しく歌えていればいい ”
という甘い考えだったわたしに対して
“ 歌うなら ノドを壊さない本物の声で
からだの芯から 全身で歌う こと ”
本質へと 教え導いてくださった先生・・
その情熱に 惹きつけられる 歌の仲間が
たくさんいた。。
この“ 歌の場 ”から離れた寂しさを
今や 家族の一員となってくれた電子ピアノが
救ってくれている…
音楽無しには生きていけないのだなぁ、きっと
わたしという人は。。。》