ご機嫌いかがですか
メイもんです
「 かぶく ( 歌舞く ) 」という言葉を
最初に目 ( 耳 ) にしたのは、
だいぶ前ですが
どこかに載っていた、
桑田佳祐さんの 語った話を
読んだときでした
桑田さんは ご自身のパフォーマンスについて
「 歌舞 」いているのだ…と確か 表現されていました
それが とても
印象に 残っています
『 新明解 国語辞典 』
「 歌舞伎 」のところから 引用します
[ 華美・軽薄な風俗や振る舞いをする意の
雅語動詞 「 かぶく 」の 連用形の名詞用法 ]
江戸時代に 発達・完成した、我が国特有の演劇
「 歌舞く 」という動詞は
現代では 使われていないけれど
「 歌舞伎 」という言葉の中に 残っているのですね
現代の言い方では
おそらく「 芸能を 披露する 」となるわけですが
桑田さんが
敢えて 「 歌舞く 」という動詞を
使いたかった理由を 何となく感じとりました
日本の、ある伝統の系列に属している、心意気・・
そんなニュアンスなのかな。。
大きく捉えれば
音楽劇や ミュージカルは もちろん、
リズミカルな “ お笑い ” の芸 、落語、講談などや
振り付けがあったり、自然にからだが動いて歌うことは
「 歌舞 」いていると言えそうです
わたしは
人間にとって 歌や踊り( かぶく )は根源的な欲求なのでは。。
という直観を 歌好きな自分の感性をもとに 抱いてきました
それは
職種を変え、保育士となり
子どもたちと触れ合うようになってから
より強く しみじみと 感じています
0〜2歳児までの
職場の園児たちの 園生活に
みんなで 歌うこと
からだを動かすこと ( 踊りとは言わないのですが…) は 欠かせません
1人と向き合うときも
または 数人から20人ほどの
子どもたちの注意をひきつけるときも
保育者は よく
歌いながら 手振り身振り( 手遊び ) をし
集団で 一緒に遊び 生活する 楽しさを伝えます
子どもたちの 目をキラキラさせ
楽しんでくれている様子は
本当に 可愛らしく幸せを感じさせます
2歳児さんは 「 も( う ) いっかい! 」
と リクエストしてきます
わたしたち大人 ( 保育者 ) が
楽しんでいるからこそ、
子どもたちも 楽しめて 笑顔がいっぱい ♡(^ν^)
保育の場に限らず
趣味の歌やフラダンスも楽しい^ ^
「 かぶく 」ことは 良い氣がめぐる、
わたしの健康法となっているなぁ。。と思うのでした
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「 わたしの健康法…“ かぶく ” 」を
書きたくなったきっかけは
新聞の文化欄の記事に引用された、
貝原益軒 『 養生訓 』の 一節でした
古人は 詠唱舞踏して血脈を養う。
( 中略 )
心を 和らげ、身をうごかし、
気をめぐらし、からだをやしなう 。
[ 中国古典の礼楽思想を前提にしつつ、
音楽を通してここを和ませ、
心身の健康を促すことを説いている ]
光平 有希さん( 国際日本文化研究センター機関研究員 ) の文章を
載せさせていただきました m(_ _)m
芸能人でない 普通の老若男女が
気軽に 歌って踊れる場所や機会が
たくさんあるような、
賑わいのある街を つくっていきたいなぁ。。
Have a nice day !
どうぞ すてきな一日を