うたと からだと わたし

キャリアチェンジして7年目。還暦越えました!▪ 保育補助員の日記です。

やっと読んだ随筆 / 今年の抱負^^

ご機嫌いかがですか

メイもんです

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◇◆◇◆◇

 

先の三連休の二日をかけて

令和元年に買った文芸誌に寄稿された、

村上春樹氏の随筆『 猫を棄てる 』に、初めて目を通しました...

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筆者のお父さんが

“ 小さい頃、奈良のどこかのお寺に小僧として出されたらしい ” 

ということについて、「 僕の語ること 」の一部を 抜き書きします m(_ _)m

  僕にはそういう体験はない。

僕はごくあたりまえの家庭の一人っ子として、

比較的大事に育てられた。

 

だから親に「捨てられる」と言う一時的な体験が

どのような心の傷を子供にもたらすものなのか、

具体的に感情的に理解することはできない。

 

ただ頭で「こういうものだろう」と想像するしかない。

しかしその種の記憶はおそらく目に見えない傷跡となって、

その深さや形状を変えながらも、死ぬまでつきまとうのではないだろうか?

 

このあとに 筆者は

フランスのある映画監督が伝記に記していた内容、

「 両親から離( 放棄 ) された 」経験と、作品のモチーフのひとつが

「棄てられる」であったことを述べて、次のような感想を綴っています

 

人には、おそらくは誰にも多かれ少なかれ、

忘れることのできない、そしてその実態を言葉ではうまく人に

伝えることのできない重い体験があり、

 

それを十全に語りきることのできないまま生きて、

そして死んでいくものなのだろう。

 

*****

村上春樹氏の随筆、

「 猫を棄てる--父親について語るときに僕の語ること 」を

わたしが 今のタイミングで 読むことができたのは 幸いでした

 

そのように思う理由は

おそらく ふたつあります

 

ひとつは、

昨年亡くなった叔父さんが

自分と同居したことがあった祖父について

パソコンの中に遺した文章を 思いがけず読む機会を得て

 

年末年始の、時の流れを意識する時期に

明治・大正・昭和の厳しい時代を生き抜いた、

ひいお爺さんの人生に思いを馳せたばかりだったため

 

村上春樹氏が

父方のおじいさんの人柄や人生にも触れて

自分のルーツの一端を味わっている、その行為に

共感というか、親しみというか、身近な感覚を抱いたこと。。

 

もうひとつは、

長年となり同士で暮らしている、

わたしの実家の父が 97の年齢となり

 

全体的な 衰えが進み、徐々に

閉じようとしている“ いのちの姿 ” を見て

父の生きてきた時代について 想う時間が増えていること。。

 

*****

 

この心に沁みる随筆を

まだ一度しか読んでいませんが

他にも抜き書きしたい箇所があります

 

また日を改めて

書くかもしれません  ... 

 

◇◆◇◆◇

 

話は変わりまして、

わたしの今年の抱負を

ここに記しておきたいと存じます^^

 

❶ 今の自分に必要と思われる“ 刺激 ” を入れる

 

還暦を前にして カフェインや辛いものという、

消化器官への刺激は、めっきり苦手となりました (^_^*)

 

今年、自分に 入れていきたいのは

しなやかな身体作りのための、鍼治療の刺激✨

 

そして

わたしの心身が喜ぶ、

音楽を始めとした芸術の“ 刺激( 感動 ) ” です(╹◡╹)♡

 

❷ 外側の自然の移ろいや

 身体の内側の” 氣・血・水“ の巡りを良く感じとる

 

筋肉や関節、リンパ節の

一年前の” 不調 “ から学んだおかげで

今年は今のところ、いい感じの体調です^ ^

 

引き続き、“ 研究” を重ね

効果的なセルフケアを実践してまいります (^ν^)

 

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Have a nice day !

どうぞ すてきな一日を