ご機嫌いかがですか
メイもんです
「 秋のうた 」というヴェルレーヌの詩は
戦争のときに 暗号として使われたというエピソードもある、
有名な作品だそうです
何人かの文学者が 日本語訳しているのを
ウィキペディアで 知りました
最も有名なのが 上田 敏 による訳 「 落葉 」で
その冒頭の一節は 一度聞いたら
忘れられないような、詩の世界の響きです
「 秋の日のヴィオロンの・・」
どこからともなく このフレーズが
浮かんできたので 調べてみたのでした…
《 以下、ウィキペディアから 詩を引用いたします 》
「 落葉 」 上田 敏 訳
秋の日の
ためいきの
身にしみて
ひたぶるに
うら悲し。
鐘のおとに
胸ふたぎ
色かへて
涙ぐむ
過ぎし日の
おもひでや。
げにわれは
うらぶれて
ここかしこ
さだめなく
とび散らふ
落葉かな。
Have a nice day !
どうぞ すてきな一日を
《 追伸 ; フランスの 寂しい秋を 想像しながら
もの悲しさという詩情を味わったつもりでしたが
手持ちの 近所の写真をはさんでおります。。
お粗末さまでございます m(_ _)m
金子光晴の訳も 素晴らしいので 転記します
『 秋のヴィオロンが
いつまでも
すすりあげている
身のおきどころのない
さびしい僕には、
ひしひしとこたえるよ。
鐘が 鳴っている
息も止まる程 はっとして、
顔 蒼ざめて、
僕は おもいだす
むかしの日のこと。
すると止途( とめど ) もない涙だ。
つらい風が
僕をさらって、
落葉を追いかけるように、
あっちへ、
こっちへ、
翻弄するがままなのだ。 』