ご機嫌いかがですか
メイもんです
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
父( 95 ) の代理で
税理士さんに書類を届けてきた
父は当初、
一人で循環バスに乗り
午後のデイサービスに間に合うように
行って帰って来る、と支度を始めた・・
母(85) は心配するが、それを止めることができない…
「 どう思う? 」と言って
隣に住むわたしに相談しに来たので
わたしが 書類を運ぶことを申し出たのだった
「 このまま渡せばいいんでしょ 」
玄関先にやってきた父に
茶封筒を受け取りながら言うと
中身を説明したいと言って、家にあがった
リビングのテーブルで
父は 確定申告の必要書類のほかに
レポート用紙にボールペンで手書きした、
数枚にわたる資料を 大きな封筒から取り出して見せる
夫婦二人世帯の、
病院ごとの医療費の表には
付き添い人( 妻 ) の交通費の欄も設けられていた
そこがポイントだったらしい。。
「 付き添い人の交通費を計上していいのか、と
税理士事務所に聞いたら、電話に出た事務員さんが
“ ( どうだかわからないけれど ) 記入しておいてください ”
と言ったから、書いてある・・
さらに、なぜ付き添いが自分に必要なのか、
という説明も、最後に付けておいた 」
その説明の文章は、レポート用紙一枚分くらいで
祖父の筆跡に似た、老人らしい大きな文字で綴ってあった…
わたしは細かく見たりはせず、
何かあったときのために、名前の横に
電話番号を書いておいたらいいんじゃない?
その方が親切だよ・・とアドバイスした
「 向こうは知っている 」と返答した父だったが
その氣になった様子を見せたので、サインペンを手渡した
すると、
ペンを持ったまま、
父の手は動かずに 止まっている…
わたしは ただ黙ってそれを見つめる・・
「 調べて来る 」と言って
父が 席を立とうとしたとき、
わたしは ついに口を割り、
実家の電話番号を暗唱すると
手が動き、スラスラと書き留めた
母( 85 ) が、「 わたしは“ 記憶係 ” だ 」
と言っていたことを思い出す
記憶力も、筋力も
肺機能も、視力も、聴力も、
95年の歳月を生きてきた肉体は
ごく当たり前に衰えていく…
それでも
まだ衰えることのない、
一家の主としての、父の矜持。。
頭を支えるのも難しくなり
首はうなだれ、背骨は曲がっている
母に たまに暴言をはくのは
日に日に弱くなっていく自分を
奮い立たせる意味があるのか、…とさえ思う
力の限り生き抜こうとする意志が
まっすぐに貫かれた、老いた両親の 自立した暮らし・・
傍らでそれを 見守らせてもらっている
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「 禅の言葉100 書き込み式練習帳 」より
「 老鶴萬里心 ( ろうかくばんりのこころ )
鶴は年老いていても万里の先まで見通している、
という意味です。
たとえ、年老いた鶴でも、
万里を越えようとする心さえ持っていれば、
それを越えることができるという意味です。
志を高くして生きるのに、
年齢は関係ありません。
常に目標を持つようにしましょう。 」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
突然ですが
グーグルアシスタントさんが教えてくれた
ちょっと難しい( シュールな) なぞなぞのご紹介です
「 定食屋さんで 凶悪事件が発生しました
茶わん、湯呑み、割り箸の中に犯人がいます
さて、誰でしょう。。 」
・・・・・
・・・・・
「 犯人は、割り箸です。
割り箸は わるもの、だから ・・ 」…… (・∀・)
のっけから
穏やかでない内容に
一瞬ドキッとしたワタクシでしたが
まるでアニメのようなお話で 良かったです^^
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お読みいただき ありがとうございます m(_ _)m
Have a nice day !
どうぞ すてきな一日を