ご機嫌いかがですか
メイもんです
指揮者 小澤征爾さんの言葉です (「 365日 名言の旅 世界の空編 」ライツ社 より )
自分が年をとってきたから
かもしれないが、
大事なものとか美しいもの、
心に染みわたる美しさとか、
心を打たれる美しさというのは、
少し悲しみの味がする。
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《 少し悲しみの味がする 心に染みわたる 美しいもの・・ 》
素晴らしい芸術や 自然、
心を揺さぶる物語、人として尊い行為…
深いところに 響いたとき
無意識に からだが反応するだろう
涙が出てくることもあれば
涙さえ 出ないことが あるのかもしれない
感情を表す言葉は 色々あるけれど
一番深い根っこのところでは つながっていると思う
その 根っこ に きっと “ 悲しみの味 ” がある
わたしたちは みな「 孤独な旅人 」で
その根っこから 悲しみ の水分を吸い上げ
自分のもつ精一杯の 美しいものを咲かせようと
人生という旅路を 歩み続けている
たった一人で…
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Have a nice day !
どうぞ すてきな一日を
《 追伸 ; 「 誰もが 孤独な旅人だ 」と 随筆に書かれていたのは
作家の 水上 勉 氏で、そのエッセイのことを教えてくださったのは
医師で著述家の 帯津 良一先生でした
随筆のタイトルは 「 親子の絆についての断想 」
底本は 水上 勉 『 骨肉の絆 』1980年
わたしが読んだのは 山田 太一編 「 生きるかなしみ 」( ちくま文庫 )
の中に 編まれたものでした 》