ご機嫌いかがですか
メイもんです
「 日本、寛容さを失う 」
たしかに。。
「 寛容さを失くしたら、いかんよー 」
って 言いたい氣持ちです …
( つまらないダジャレで すみません 。。m(_ _)m )
記事中にあった山田洋次監督の言葉の一部を 転記します
「 寅さんがヒットしていたころの映画館は騒々しくてね。
たばこや酒のにおいはする。終夜営業の三本立てなんて
お客さんは騒ぎながら見ている。『 いいぞ!』なんて
叫んだり、グーグー寝てたり。
僕はそういう雰囲気で見てほしいと思う。
いつのまにか行儀よくしなきゃいけません、
みたいになっちゃった。
人に迷惑をかけたっていい、というのは理屈として
通らないわけだ。
そりゃ迷惑かけない方がいいに決まってんだけど、
多少の迷惑は 『 まあしょうがないね 』と言って
許すという寛容さが消えている。 」
「 隣近所との付き合いも希薄になった。
人間同士がトラブルを起こし、
トラブルを解決する、
その中で新たな人間としての愛情がわく。
そんな経験が少なくなり、
付き合い方が下手になった。 」
おっしゃっる通りだと思います…
最後に あと少しだけ メモします
「 寅さんの家族みたいに
しょっちゅうけんかしていれば、
修復の仕方も知っている。
修復することを考えながら、
けんかしているからね。
人間関係についてのベテランですよ。
今はそうはいかない。 」
“ 人間関係のベテラン ” ・・
亡くなった義父のことを思い出しました
( もう25年も前のことです… )
家族で車に乗り 下町の狭い道を
発車させるとき たまたま通りかかって
立ち止まってくれた人に対して
窓を開けて「 すみませんねえ 」と 謝っていた義父。。
身についた自然の言葉と仕草 … 忘れられません
キリリとカッコよく 人に好かれる江戸っ子でした
わたしが初対面のとき すでに
ガンの影響で 車イス生活 3年目 (73歳 ) …
( 義母が一人で デイサービスなどを利用しながら
自宅で介護していました )
その2年後 最後の入院をし
親族が 揃って お見舞いに行ったとき
印象的だった場面が あります
義父の車イスに乗った姿を見た熟年女性が
廊下の一角の談話コーナーで すれ違いざまに
「 いい男だねえ・・」と呟いたのでした。。
それは まるで寅さん映画のワンシーンみたいで
“ 下町情緒 ” を経験したことのないわたしにとっては
「 ⁉️ 」と 驚く出来事として 胸に 刻まれたのでしょう…
その3日後に
義父は他界しました
親族のみなと顔を合わせ
安心したかのような旅立ちでした
様々な辛い経験も受け入れ
清濁併せ呑むような、寛容な心を持って
最期まで カッコ良く生きた義父を 誇りに思います
下町の自宅で妻に介護される暮らしぶりを
アメリカのTV番組に取材されたこともありました
そのときは 担当医師が車イスをおして
隅田川の方へ お花見に連れて行ってくれたそうです
「 いい人生でしたよ 」と語った義父の表情が
桜の木とともに 映し出された 「 いい絵 」でした
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お読みいただき ありがとうございます m(_ _)m
Have a nice day !
どうぞ すてきな一日を