うたと からだと わたし

キャリアチェンジして7年目。還暦越えました!▪ 保育補助員の日記です。

「 ねがはくは 花のもとにて・・」

ご機嫌いかがですか

メイもんです

 

先月下旬

父方の叔父が他界し

家族葬で葬儀をする、

という知らせを

母から 受け取りました

 

数ヶ月前から入院していて

90歳の誕生日を 病院で迎えたときに

疎遠になっていた娘 ( わたしのいとこ ) とも

感情のもつれを 修復することが でき、

安らかに 旅立ったそうです

 

その話を 実家の居間で

聞いていたとき 94歳の父が

目を見開いた顔をして  言いました

 

「 最近、うちの親せきが

     よく 死ぬんだよ〜〜  」

 

あの…、お父さん、

驚いているかのような

表現をしていらっしゃいますね。。

 

高齢で病気になり 生涯を閉じるのは

ごく 普通のことではありますけれど・・

 

父は 妹三人と弟が二人の 

六人兄弟の長男です

 

次男夫婦が 数年前に

相次いで 病気で亡くなりました

先日  逝った叔父は三女の夫君です

 

父の、その言い方は

母の兄弟の夫婦( 6人) が

みな健在であるのに対して、自分の方は・・

ということまで 思っているのかどうかは

わかりませんが、、

 

信仰や宗教に関心を示さず

自分は 今 元氣で 当分死なないと思っていそうな…

( と わたしには 感じられる・・(・∀・)  )

父らしい感想だなぁ…と思いました

 

父が そんなふうなのに対し

母( 84 ) は “ おしゃれ ” な発言を していました

 

「 わたしも 今くらいの季節に 死にたいな〜

   『 願はくは 花のもとにて 春死なん・・』だよ  」

 

ん、それ聞いたことあるけど

何だっけ。。(・・?)

 

母には 聞かずに

自宅に 帰ってから調べました

 

西行法師の 有名な和歌でした

 

 『  ねがはくは

          花のもとにて  春 死なむ

                 その如月の 望月のころ  』

 

“ 如月の望月 ” とは

旧暦の 二月の 満月のことで

今の暦では 3月下旬なのだそうです

 

まさに 桜が満開のころ・・ということで

あの世への旅立ちの 理想の 心象風景に感じます…

 

そして 驚きましたのは

西行さんの命日は 実際にその頃だということ。。

 

すごい “ 引き寄せ ” 。。

“ 思考が 現実化 ” したことに感動しました

 

お母さん、

まだまだ先のことと

勝手に信じておりますけれど

 

きっと 願いは かなうことでしょう…

家族と花とネコに囲まれている、望みの暮らしを

今も 現実化しているのですから。。

 

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Have a nice day !

どうぞ すてきな一日を

《  追伸 ;  うろ覚えなのですが

    故 宇野千代さんが  「 わたしは 死なない氣がする。。」

   と 90歳を 過ぎてから おっしゃていた…

   そんな話を 耳にしたことが 印象に残っています

 

   父も そんな雰囲気なのかなぁ。。

 

   と言いますか、

   人間って 平穏無事でいるときは

   “ 自分は死なない 氣がする ” と思うのが

   普通なのかもしれません…

 

   ( かつて経験した出来事が 忘れられずにおります

 

     老眼に 初めて気づき受診したとき 眼科医に 

     強度の近視で苦労してるのに 老眼になるなんて 。。

     どうしたらいいのでしょう…などと “ おバカな ”訴えをしたのです

 

      「 自分は 死なないと思っているでしょ。

           でも、人間は 死ぬんです 」

     と 年下の男性医師に諭されました。。

 

     そのときは、目が点になって理解できませんでしたが

     後から、 “ 老いと死への心構え ” ができていませんよ…

     と 教えてくださったのだなぁ と感謝したのでした )

   

   というわけで・・

    だからこその

    『 メメント・ モリ ( 死を忘れるな )  』なのですね、きっと 。。 》