ご機嫌いかがですか
メイもんです
◇◆◇◆◇
” 話す “ ことは、
( 心の中を ) “ 放す ”
そして( 自分から ) “ 離す” こと
いつだったか、
誰かに そう教えられたとき
” なるほど❗️“ と、納得したものでした・・
今から5〜6年前の一年間
当時 日経の朝刊に連載されていた、
宮部みゆき氏の小説を 趣味として書き写していました
( 「 三島屋変調百物語四之続 三鬼 」として単行本になっています )
江戸の庶民の 心の機微と
不思議な出来事が生き生きと描かれた、
すっと引き込まれるような作品だったのです
( 先ほど読んだ レビューの記事がいいなぁと思いました↓
https://kadobun.jp/reviews/790.html )
書き写した分量は
原稿用紙の冊子で十数冊。。
( 400字詰の原稿用紙で916枚 )
その頃の わたしは
心静かに過ごせる一人の時間と
物語に集中する気力に恵まれていたのですね... ( ˘ω˘ )
いつかは、これらの冊子も
手放す日が来るのだと思われますが、
片づけの途中の このタイミングで
何となく ページをめくりたくなり 記憶が甦ったのでした。。
*****
この時の連載の始まりの部分、
「 序 」の 最後の文章を 抜き書きいたします m(_ _)m
人は語りたがる。己の話を。
だがそれは時に、その人生の一端に染みついて
離れぬ何かを他者に見せることにほかならず、
多くの耳に触れ回りたくはない。
しかしいちどは口に出して吐き出してしまわねば、
その何かを墓の下まで持っていくのはどうにも辛い。
その何かが、いざとなったら墓石の下に収まらないかもしれない
という不安が胸を塞ぐ。
だから、三島屋の変わり百物語は人を集める。
そこに難しい決まり事はない。聞いて聞き捨て、語って語り捨て。
ただそれだけだ。
今日もまた一人、黒白の間に新しい客が来る。
“ 話すことは、放すこと ” の意味を
言い表してくれているなぁ。。と思います
そして、
「 聞いて聞き捨て。語って語り捨て。 」
というルールが、カッコよくて 印象に残りました...
◇◆◇◆◇
さて、
となりの実家の
両親 ( 97と87 )の “ 話 “ ですが、
要支援1と要支援2ながら、
ここ半年で かなり衰えは進んでいます
デイサービスに行くための
身支度をしながら 父が言いました
「 靴を履くのも 大変になってきたなあ。。
“ フレイル ” って言うんだってね 」
父とわたしは
距離を置いた関係性なので
こんな普通の会話ができて 有り難いです
( 父と母は ヨロヨロの動作で
居間と寝室に ほぼ へばりついています
“ 密 ” になっているので けっこう大変そうです ( ̄∇ ̄) )
両親の、戸建住宅での
自立した生活の困難さが増して
弱々しくなった二人の姿が
わたしの心に重くのしかかっています。。
*****
限定された安心できる場所で
心の内を「 話して ( 放して ) 離す 」
そんなふうに “ 澱み ” を生まない、
“ 風通しの良さ “ って いいなぁ..,と思います
この日記ブログを
勇気を出して 書き始めたのも
ずっと胸の奥にあった、
” 話したい “ という想いから。。
これからも
気持ちとモノを 自分から離す作業を
( 休み休みですが ) 続けていきたいです^^
*****
ご覧いただき
ありがとうございます m(_ _)m
************************************************************************
Have a nice day !
どうぞすてきな一日を